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住宅ローン4,500万円を借りて大丈夫か。契約前に夫婦で計算した5つのこと

お金会議

この記事でわかること

  • 借入額を100万円増やすと、月々と35年の利息がいくら変わるか
  • 4,500万円・35年の月々の返済額と、夫1人の年収で見た返済比率
  • 変動金利が1%・1.5%・2%に上がったときの月々の額と、どこに線を引いたか
  • 住宅ローン控除で13年間に戻る額と、控除後に700万円を繰り上げ返済する計算
  • 借入先・団信・審査に出した書類

住宅ローンの借入額を調べると、年収の5〜7倍が目安、返済比率は25%以内、という説明が出てきます。目安は分かります。ただ、自分たちが4,500万円を借りて大丈夫なのかは、目安を見ても分かりませんでした。

わが家は土地と建物で約5,850万円、自己資金を約1,350万円入れて、約4,500万円を借りました。この額で大丈夫だと判断するまでに、夫婦で何を計算してどこに線を引いたかを書きます。前提は、東海圏の注文住宅、延床33坪の2階建て、夫婦と子ども1人、夫は30代半ば、変動金利0.63%・35年・元利均等でボーナス払いなしです。金利は契約時点のもので、銀行と時期で変わります。

借入額を100万円増やすと、月々は約2,650円、35年の利息は約11万円増える

建物は3,533万円で、内訳は注文住宅の見積書、全項目の金額を公開するに全項目を出しています。土地は当初の提示が約2,500万円で、約2,320万円まで交渉しました。自己資金の約1,350万円は貯蓄の全部ではなく、入居後の家具・家電と予備費を残したうえで出せる額にしています。

借入額は100万円刻みで、月々の額がどれだけ変わるかを見ました。

借入額月々の返済額総返済額利息の合計
4,300万円114,110円約4,793万円約493万円
4,500万円119,417円約5,016万円約516万円
4,600万円122,071円約5,127万円約527万円
4,700万円124,725円約5,238万円約538万円

金利0.63%・35年・元利均等での計算です。100万円増えるごとに月々は約2,650円、35年の利息は約11万円増えます。オプションで100万円足すかどうかの打ち合わせも、月2,650円分と考えると決めやすくなりました。

月々は119,417円。上限は世帯年収ではなく、夫1人の年収で決めた

4,500万円を金利0.63%・35年で借りると、月々の返済は119,417円です。年間で約143万円、35年間の総返済額は約5,016万円で、利息は約516万円になります。

年収に対する割合で見ると、夫婦の世帯年収に対して約13%、夫の年収だけで見ると約22%です。よく言われる返済比率25%以内は、夫1人の年収でも収まる範囲にしました。妻の収入がなくなっても払える額かどうかを、上限にしています。

ボーナス払いは組み込みませんでした。毎月の額だけで家計に収まるかを見たかったので、ボーナスは返済に回さない前提で計算しています。

変動にした。金利が2%になると月々は約15万円になる

変動を選ぶ以上、上がったときの数字を見ておく必要があります。4,500万円・35年で、金利が上がった場合の月々の額です。

金利月々の返済額0.63%との差利息の合計
0.63%(契約時)119,417円—約516万円
0.8%122,877円+3,460円約661万円
1.0%127,029円+7,611円約835万円
1.5%137,783円+18,366円約1,287万円
2.0%149,068円+29,651円約1,761万円
2.5%160,873円+41,456円約2,257万円

金利が最初から最後まで一定だった場合の計算です。実際には途中で変わるので、利息の合計はこれより小さくなります。見ていたのは月々の額の方でした。2%まで上がっても約15万円で、夫1人の年収に対する返済比率は約28%です。ここまでは払える、それ以上になったら繰り上げ返済で残高を減らす、と決めました。

なお、0.63%と0.8%の差は月3,460円ですが、35年では約145万円になります。0.1%台の差でも、総額に直してから比べた方がいいです。

上限をどこに置くか

わが家は2%で約15万円、夫1人の年収で約28%を上限に置いて変動を選びました。この線をどこに引くかは、家計の他の支出と、団信でどこまで備えるかで変わります。

返済額の計算は自分でもできますが、金利が上がったときに家計のどこを削れるのか、団信と今入っている生命保険が重複していないかまでは、家計全体を見ないと判断できません。ローンと保険をまとめてFPに見てもらう方法があります。

  • 相談は何度でも無料。全国に約3,000名のFPが登録していて、訪問相談は全国対応(離島を除く)
  • オンラインでの相談にも対応している
  • 紹介された担当者との相性が合わなければ、電話かメール1本で変更や中止ができる
無料金利が上がったときの家計を見てもらう

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控除で13年間に約334万円。終わってから700万円を繰り上げ返済する

住宅ローン控除は、年末のローン残高の0.7%が所得税から戻る制度です。新築で2025年に入居した場合、控除期間は13年になります。控除の対象になる残高には上限があり、19歳未満の子どもがいる子育て世帯でZEH水準の省エネ住宅なら4,500万円まで、認定長期優良住宅なら5,000万円までです。わが家は断熱等級6と一次エネルギー35%削減を満たしているのでZEH水準として計算しました。この条件を満たすために入れた設備は新築の補助金160万円を受け取るために、実際に入れた設備を全部書くに書いています。

年年末残高控除額(0.7%)
1年目約4,385万円約30.7万円
5年目約3,916万円約27.4万円
10年目約3,314万円約23.2万円
13年目約2,943万円約20.6万円

13年間の合計は約334万円で、利息の合計約516万円の6割を超えます。ただし、これは満額戻った場合の数字です。控除額はその年に払う所得税と住民税の一部が上限なので、所得によっては計算どおりには戻りません。制度は年度ごとに変わるので、検討する時点で国土交通省の住宅ローン減税のページを確認してください。

控除期間中は残高が多いほど戻る額も大きくなります。この間に繰り上げ返済すると控除が減るので、13年間は返済をそのまま続けて、控除が終わってからまとめて減らすことにしました。13年目の残高は約2,943万円で、ここから700万円を期間短縮型で返済すると、残りの返済期間は22年から約16年6ヶ月に縮まります。

繰り上げ返済なし700万円を繰り上げ
13年目以降の返済期間22年(264ヶ月)約16年6ヶ月(198ヶ月)
13年目以降に払う利息約209万円約119万円
完済時の夫の年齢70歳前後65歳前後

700万円は、13年のあいだに貯められる想定として置いた額です。実際にいくら出すかは、そのときの家計で決めます。最初から30年で組むより、35年で組んで控除後に縮める方が、月々を抑えたまま同じ年齢で完済できる計算になりました。

借入先は地方銀行、団信はがん団信。審査の書類で止まった場面はなかった

借入先は東海圏の地方銀行にしました。団信はがん団信を付けています。がんと診断された時点でローン残高がゼロになる特約で、金利に上乗せがあります。夫婦で話して、保険料と考えて付けることにしました。

審査に出した書類は、一般的に必要とされるもので済みました。本人確認書類として運転免許証と健康保険証、直近の源泉徴収票、住民票と印鑑証明書、土地の売買契約書と建物の工事請負契約書、建築確認済証と図面、そして団信の申込書です。団信の申込書には健康状態の告知が含まれます。

事前審査から本審査まで、書類の準備で止まった場面はありませんでした。

やり直しても、同じ4,500万円を35年の変動で借りる

借入額も、変動を選んだことも、35年で組んだことも変えません。

調べていたときに欲しかったのは、年収の5〜7倍という目安ではなく、自分の借入額だと月々いくらで、金利が上がるといくらになるかという数字でした。目安は借りていい額を教えてくれますが、払えるかどうかは教えてくれません。

頑張れば返せる金額で組んでいいのか、金利が上がったらどうするのか。この不安は、家を建てると決める前の話し合いで出ていました。そのときの5つの議題は家を建てると決める前に、夫婦で話し合った5つのことに書いています。

今から組むなら

わが家はこの計算を自分たちだけでやって、家計全体で見てもらうことはしませんでした。

今からなら、契約前にもう一度、家計全体で同じ計算をしてもらいます。団信を付けるなら、今入っている生命保険と保障が重なっていないかも一緒に見てもらいます。

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