この記事でわかること
- 外構251万8,000円の全項目と単価。土間コンクリートは9,000円/㎡、人工芝は7,500円/㎡
- カーポートは定価の52%、サイクルポートは44%で見積もられていた
- 削れるのは金物工事で、土工事とコンクリート工事は敷地の面積で決まる
- 新築時に入れるのは駐車場・境界・アプローチ・雑草対策・門柱
- 2社目の見積を総額だけ見て捨てたので、251万円の妥当性は今も分からない
外構の打ち合わせは、建物の間取りが決まってから始まります。予算も体力も使い切った後に、では外構はどうしますかと聞かれて、何から決めればいいのか分かりませんでした。調べても30坪で100万円から300万円という幅の広い相場と、カーポートは30万円からという下限の表示ばかりで、自分の家がいくらになるのかは出てきません。
わが家の外構は税込251万8,000円でした。この記事では、その見積書を項目ごとの単価まで全部出します。前提は、東海圏、土地55坪・延床33坪の2階建てで、駐車場2台と駐輪スペース、目隠しフェンス、人工芝、機能門柱を含むプランです。2025年2月時点の初回見積で、ここから仕様は調整していますが、金額の構造は変わっていません。
外構の見積は税込251万8,000円で、金物工事が43%を占めた
見積書は工事の種類ごとに5つの区分に分かれていました。区分ごとの金額と、全体に占める割合は次のとおりです。
| 区分 | 金額(税別) | 割合 |
|---|---|---|
| 1. 土工事 | 436,950円 | 19.2% |
| 2. コンクリート工事 | 466,250円 | 20.4% |
| 3. 左官工事 | 313,000円 | 13.7% |
| 4. 金物工事 | 980,400円 | 43.0% |
| 5. その他工事 | 83,400円 | 3.7% |
| 小計 | 2,280,000円 | — |
| 消費税 | 228,000円 | — |
| 総額 | 2,508,000円 | — |
金物工事が43%を占めています。カーポート、フェンス、門柱といった既製品のエクステリア商品がここに入ります。土工事とコンクリート工事は敷地の面積で決まるので削る余地が小さく、金額を動かせるのはこの区分でした。
項目ごとの単価を全部出す。土間コンクリートは9,000円/㎡、人工芝は7,500円/㎡
土工事は地面を整えて砕石や砂利を入れる工事で、雑草対策もここに含まれます。合計43万6,950円でした。
| 項目 | 単価 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 人工芝 | 7,500円/㎡ | 18.5㎡ | 138,750円 |
| グリ石(法面部分) | 15,000円/㎡ | 6㎡ | 90,000円 |
| 砕石(防草シート込み) | 2,300円/㎡ | 36㎡ | 82,800円 |
| 残土処分 | 6,000円/㎥ | 9㎥ | 54,000円 |
| 掘削整地 | 600円/㎡ | 36㎡ | 21,600円 |
| 水盛遣り方 | 20,000円 | 一式 | 20,000円 |
| サバ土(庭部分) | 15,000円 | 一式 | 15,000円 |
| 人工芝下の山砂 | 800円/㎡ | 18.5㎡ | 14,800円 |
人工芝は㎡あたり7,500円で、下地の山砂を含めると約8,300円になります。18.5㎡、約11畳で15万円ほどです。下地が整っていれば後から敷けるので、予算が厳しければ砂利のままにして後回しにできます。砕石の2,300円には防草シートが含まれていて、これを省くと住み始めた夏に雑草だらけになります。
コンクリート工事は、駐車場とアプローチの土間コンクリートです。合計46万6,250円でした。
| 項目 | 単価 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 土間コンクリート(駐車場) | 9,000円/㎡ | 35㎡ | 315,000円 |
| コンクリート洗い出し | 2,500円/㎡ | 33.5㎡ | 83,750円 |
| ワイヤメッシュ | 850円/㎡ | 35㎡ | 29,750円 |
| 土間砕石路盤 | 650円/㎡ | 35㎡ | 22,750円 |
| 型枠 | 15,000円 | 一式 | 15,000円 |
土間コンクリートは9,000円/㎡で、車2台分の35㎡が31万5,000円になりました。下地の砕石とワイヤメッシュを足すと㎡あたり約10,500円で、見積書の備考にも㎡およそ10,000円と書かれています。車1台分は約15㎡が目安なので、1台なら15万円前後、2台なら30万円前後です。後から面積を増やすのは工事が難しいので、将来の台数まで含めて決めることになります。
左官工事は、ブロック塀やアプローチ、階段など現場で作るものです。合計31万3,000円でした。
| 項目 | 単価 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| アプローチ(クレモナストーン)材料費 | 14,000円/㎡ | 5㎡ | 70,000円 |
| 階段下地(2段) | 65,000円 | 一式 | 65,000円 |
| フェンス土台(独立基礎) | 5,500円/箇所 | 12箇所 | 66,000円 |
| アプローチ施工費 | 8,800円/㎡ | 5㎡ | 44,000円 |
| 階段仕上げ(2段) | 20,000円 | 一式 | 20,000円 |
アプローチのタイルは、材料費14,000円/㎡に対して施工費が8,800円/㎡でした。材料と同じくらいの手間賃がかかるので、タイルのグレードを上げても施工費は変わりません。階段は下地と仕上げで2段8万5,000円です。道路と敷地に高低差があると必要になる工事で、高低差が大きいほど段数が増えます。
金物工事は、カーポートやフェンス、門柱などの既製品と、その取り付け費用です。合計98万400円でした。
| 項目 | 金額 | 定価 |
|---|---|---|
| カーポート2台用(LIXIL フーゴR 36-50型 ロング柱) | 255,000円 | 489,400円 |
| 目隠しフェンス(プラドone H1800) | 206,000円 | — |
| フェンス(ハイサモア T-8)材料費 28m | 98,000円 | — |
| サイクルポート(LIXIL ネスカF 21-29型) | 82,000円 | 185,300円 |
| 目隠しフェンス施工費 | 75,000円 | — |
| カーポート施工費 | 60,000円 | — |
| サイクルポート施工費 | 55,000円 | — |
| 機能門柱(概算) | 55,000円 | — |
| フェンス施工費 28m | 36,400円 | — |
| インターホン・表札照明の電気工事 | 33,000円 | — |
| 機能門柱施工費 | 25,000円 | — |
残りはその他工事で、8万3,400円です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 現場管理費・諸費用 | 114,500円 |
| ポンプ車 | 50,000円 |
| 重機回送 | 30,000円 |
| 桝調整費 | 15,000円 |
| ハウスメーカー経由の値引き | -126,100円 |
現場管理費は11万4,500円で、工事費全体に対して5%程度でした。ポンプ車と重機回送はコンクリートを打つために必要な費用で、現場の条件によって発生します。ハウスメーカー経由の値引きとして12万6,100円が引かれています。
カーポートは定価の52%、サイクルポートは44%で見積もられていた
見積書を見て一番驚いたのがここでした。カーポートは定価489,400円に対して見積255,000円で、定価の52%です。サイクルポートは定価185,300円に対して82,000円で、44%でした。カタログやメーカーサイトに載っている定価は、そのまま払う金額ではありません。
相場を調べるときにカタログの定価で計算すると、実際より高く見積もってしまいます。逆に、業者によって仕入れ値が違うので、同じ商品でも見積額に差が出る部分でもあります。わが家の掛け率が業者の中でどのあたりなのかは、分からないままになりました。
施工費の方は、商品代の24%から67%でした。カーポートは商品255,000円に施工60,000円、目隠しフェンスは商品206,000円に施工75,000円、サイクルポートは商品82,000円に施工55,000円です。サイクルポートの割合が高いのは商品が安いからで、施工費は商品の価格ではなく作業量で決まります。ネット通販で商品だけ安く買って取り付けを頼んでも、施工費は変わらないので総額はそれほど下がりません。
この251万円が高いのか安いのかは、いまも分かっていません。見積は2社から取りましたが、もう1社はハウスメーカー紹介の業者よりかなり高く、内容を比べる前に捨ててしまいました。項目ごとの単価を並べて比べたことは、一度もありません。
自分の家ならいくらか
わが家は2社目の見積を、総額だけ見て捨ててしまいました。だから251万円のどこが妥当で、どこが業者次第だったのか、今も分かりません。
外構は、同じ図面でも既製品の掛け率と施工費が業者ごとに違います。今からなら、契約前に同じ条件で2〜3社の見積を項目ごとに並べます。
- 施工条件の入力は1回で、複数の業者に伝わる
- 審査基準を通った業者だけが紹介される
見積を取っても必ず契約する必要はありません。 外構・エクステリア比較プロ公式サイト →
新築時に入れるのは駐車場・境界・アプローチ・雑草対策・門柱で、デッキと植栽は後でいい
駐車場の舗装は、土のままだと雨で泥が跳ねて外壁が汚れ、車の出し入れでぬかるみます。後から打とうとすると、生活しながらの工事になります。隣地との境界も新築時です。境界が曖昧なままだと後々のトラブルになり、隣家と折半で施工する場合はグレードの高い方を希望した側が差額を負担するのが一般的とされているので、着工前に隣家と話しておく方がいい項目です。
玄関アプローチは道路から玄関までの動線で、毎日通る場所です。高低差があれば階段も要ります。雑草対策は、何もしないと住み始めた夏に雑草だらけになるので、砂利を敷くだけでもかなり違います。門柱は配線が必要なので、後付けだとインターホンや表札照明の電気工事をやり直すことになります。
後からでも間に合うのは、ウッドデッキとテラス、植栽やシンボルツリー、人工芝、物置、照明の追加です。ソーラーライトなら配線工事が要らないので、照明は後から足せます。カーポートだけは判断が分かれます。後付けはできますが、駐車場のコンクリートを打った後だと柱を立てる位置に制約が出るので、将来つける可能性があるなら柱の位置を想定してコンクリートを打っておくことになります。
費用が膨らみやすいのは、天然石やタイルを使ったデザイン性の高いアプローチ、造作の門柱、カーポートと目隠しフェンスと宅配ボックスを新築時に一度に入れること、敷地全体を一度に整えることです。わが家の見積でも、実際にここが大きくなりました。
予算100万円ならカーポートは入らず、250万円で2台分と高低差の処理まで入る
わが家の単価をもとに、予算ごとの目安を出します。100万円前後だと、駐車場2台分のコンクリートで約35万円、境界のブロックとフェンスで約30万円、アプローチが約10万円、砂利での雑草対策が約10万円、門柱が約8万円です。カーポートや人工芝は入りません。
150万円から200万円になると、ここにカーポート1台分の約20万円、目隠しフェンスの約25万円、アプローチのタイル仕上げ、駐輪スペースが加わります。250万円以上がわが家の位置で、カーポート2台用、目隠しフェンス、人工芝、洗い出し仕上げのアプローチが入ります。道路と敷地に高低差がある土地だと、法面のグリ石9万円や階段8万5,000円がかかるので、この価格帯になりやすいです。
逆に、平坦な土地でカーポートとフェンスを省けば、同じ広さでも150万円前後に収まる計算になります。外構費用は敷地の広さより、何を置くかと高低差で決まります。
反省は、2社目の見積を総額だけ見て捨てたこと
業者の探し方は、ハウスメーカー経由で紹介してもらう方法と、自分で探す方法があります。わが家はハウスメーカー経由の業者で決めました。自分で探したもう1社は総額がかなり高く、そこで検討をやめています。
高かった理由が商品の掛け率なのか、施工費なのか、含まれている工事の範囲が違うのかは、確認していません。図面が同じでも、どこまで含むかは業者によって違います。総額だけを見ると比較にならない、というのがここでの反省です。
もう1つ、外構はハウスメーカーの資金計画書に概算として計上されますが、その金額は予算枠でしかありません。わが家も建物の資金計画では288万円で計上されていて、実際の見積は251万円でした。外構業者からは図面と見積書が別々に出てくるので、図面に描かれていて見積もりに載っていない項目がないかも、突き合わせることになります。
今から選ぶなら
2社目を項目まで見ていれば、251万円のどこが妥当だったのか分かったはずでした。
今からなら、同じ図面でいくら差が出るかを確かめてから契約します。
- 施工条件の入力は1回で、複数の業者に伝わる
- 審査基準を通った業者だけが紹介される
見積を取っても必ず契約する必要はありません。 外構・エクステリア比較プロ公式サイト →
家全体の費用がどう積み上がったかは注文住宅の見積書、全項目の金額を公開するに書いています。


