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工務店で建てて1年住んだ。ハウスメーカーと比べて後悔しているか

依頼先会議

この記事でわかること

  • 総額3,533万円は、契約時に見込んだオプション分の範囲に収まった
  • 引き渡しから10年の保証は法律で決まっていて、工務店でも大手でも同じ
  • 建築中の倒産に備える住宅完成保証制度は義務ではないので、契約前に確認できる
  • 1年点検の指摘は、クロスの隙間と大窓の鍵の緩みだけだった
  • 契約から引き渡しのあとまで、窓口の担当者が変わらなかった
  • 地鎮祭にも引き渡しにも演出はなく、地震はまだ来ていない

わが家は地域の工務店で家を建てて、入居から1年が経ちました。展示場と建売を見たあと、同じ条件で複数社に間取りのプランを依頼して、その中の1社と契約しています。何社を見て何が決め手になったかはハウスメーカーを決めるまでに見た会社と、最終的な決め手になったことに書きました。ここでは、依頼先を工務店にしたことが1年住んでどうだったかを、価格、保証、アフター、担当者の順に書きます。先に書いておくと、依頼先の選び方を変えたいとは思っていません。

総額3,533万円は、契約時に見込んだオプション分の範囲に収まった

カーテンや照明、細かい設備を選ぶとき、この中から選んでくださいという指定はありませんでした。提携先のメーカーが決まっていないので、気に入ったものがあればそこから選べます。逆に、標準のセットに寄せて安く上げるという買い方もしていません。選択肢が広い代わりに勧められて上がることがなかったので、金額を押し上げる力はどちらにも働きませんでした。

契約の時点では、オプションの追加で500万円ほど増えるだろうと見込んでいました。実際に増えたのはその範囲で、最終的な金額は当初の見込みを超えていません。工務店にして価格が良心的だったと感じるのは、坪単価そのものより、打ち合わせのたびに上がっていかなかったこの部分です。

間取りの自由さも、価格の話とつながっています。夫婦とも家でWeb会議をするので、書斎を1階と2階に分けました。同じ時間に別々の会議が入っても声が重ならず、扉を開けたままでも相手の話し声は届きません。外壁はタイルが標準で、将来のメンテナンス費用を抑えられる見込みです。

引き渡しから10年の保証は法律で決まっていて、工務店でも大手でも変わらない

新築住宅の保証には、会社が独自に付けるものとは別に、法律で決まっている部分があります。品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)では、引き渡しから10年間、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について、事業者が瑕疵担保責任を負うと定められています。会社の規模に関係なくかかる義務なので、依頼先が工務店でも大手でもこの範囲は同じです。

会社が倒産した場合についても、住宅瑕疵担保履行法で手当てされています。事業者には保険への加入か保証金の供託のどちらかが義務づけられていて、事業者が倒産していても、発注者が保険金を請求できる仕組みです。引き渡し後10年の範囲については、工務店を選んだから不利になるということはありません。

差がつくのは、建築中に倒産した場合です。ここを補うのは住宅完成保証制度で、こちらは義務ではありません。住宅保証機構の制度では、利用できるのは審査を通って登録した中小の事業者に限られ、保証されるのは前払金の損失と工事を引き継ぐための追加費用、限度額は請負金額の20〜40%と決まっています。契約前に、この制度に登録しているかどうかを聞いておくと、工務店を選ぶときの判断材料になります。

1年点検の指摘は、クロスの隙間と大窓の鍵の緩みだけだった

2ヶ月前、入居して1年の点検がありました。家じゅうを見てもらって挙がったのは、クロスの隙間と、大窓の鍵部分の緩みです。クロスは時間とともに縮むので、隙間が出るとのことでした。ほかに直すところは挙がっていません。

点検とは別に、引き渡しのあとで来てもらったこともあります。防犯カメラの電源が高い位置にあって自分では入れられず、連絡したら来てもらえました。そのカメラが映らなくなったときも、すぐ日程を調整して脚立を持ってきてくれています。パントリーに一枚板を追加したいと頼んだときは、発注から取り付けまで対応してもらいました。

どれも住宅の不具合と呼ぶほどのものではありません。実際に連絡することになったのは、法律で決まっている保証の範囲ではなく、この手の細かい依頼の方でした。どこに言えばいいのかを毎回探さずに済んでいます。

契約から引き渡しのあとまで、窓口の担当者が変わらなかった

住宅設備のアプリの設定が分からなくなって、担当者にLINEで聞いたことがあります。返ってきたのは自分での対処法ではなく、対応できる担当への引き継ぎでした。契約のときに打ち合わせをしていた人が、引き渡しのあとも窓口のまま変わっていません。異動も退職もなく、途中で別の人に代わることもありませんでした。

連絡すると24時間以内には返信が来ます。着工から引き渡しまでの間も、担当が入れ替わって話が途切れることはなく、スケジュールで詰まった場面もありませんでした。同じ説明を後任にもう一度することが、一度もありませんでした。

工務店と大手のどちらが安心なのかというと、1年住んだ範囲では、点検でも引き渡し後の対応でも差は出ていません。差が出るとすれば価格ですが、これは契約前にしか比べられません。

価格帯を先に知る

わが家は、自分たちの予算で建てられる会社がどこなのかを調べないまま展示場に行きました。

今からやるなら、予算と要望を先に伝えて、その範囲で建てられる会社を聞くところから始めます。回る会社を減らせます。

  • 相談も住宅会社の紹介も無料。紹介料が建築費に上乗せされない
  • アドバイザーが予算と要望を聞いて、合う住宅会社を紹介する
  • 紹介は希望した場合のみ。断りの連絡は代行してもらえる
無料自分の予算で建てられる会社を聞いてみる

相談だけで終えても問題ありません。店舗があるのは栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重・大阪の10府県です。 くふうイエタテカウンター公式サイト →

地鎮祭にも引き渡しにも演出はなく、地震はまだ一度も来ていない

地鎮祭でも引き渡しでも、イベントらしい演出はありませんでした。標準仕様が特別に豪華ということもありません。大手との差として感じたのは、この2つです。どちらも不満ではないのは、演出や仕様の豪華さを条件にして会社を選んだわけではないからです。

決め手にした工法の話は、まだ結論が出ていません。地震に強い工法だという説明を聞いて契約しましたが、この1年、大きな地震は一度も来ていません。小さな地震は何度かあったものの、在宅で仕事をしていて揺れに気づいたことは一度もありません。工法のおかげなのか、単に大きな揺れが来ていないだけなのかは、いまの時点では分けて考えられません。

やり直すなら、地域のもう1社に話を聞いて、外構に予算を回す

周りが建てていた地域の会社に、もう少し話を聞いておけばよかったと思っています。ただ、その会社は着工までの待ち期間が長いと聞きました。予算の配分も変えます。同じ総額なら、外構にもっと回します。

1年住んで残ったのは、工務店か大手かという分け方より、頼んだことがどれくらいで動くかの方が暮らしに関わる、ということでした。契約前に確かめられるのは価格と、誰が最後まで担当するかまでです。

今から選ぶなら

最初にやるのは展示場ではありません。エリアと予算を決めて、その条件で建てられる会社を絞るところからです。

話を聞く会社を増やすなら、この段階しかありません。契約後や引き渡し後には戻れません。

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総額3,533万円の内訳は注文住宅の見積書、全項目の金額を公開するに、項目ごとの金額まで載せています。

参考にした公開情報

  • 国土交通省「住宅瑕疵担保履行法および住まいの安心総合支援サイト」 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/rikouhou/qanda3.html
  • 住宅保証機構株式会社「住宅完成保証制度 特徴・商品概要」 https://www.mamoris.jp/kansei/
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