この記事でわかること
- 33坪の内訳。1階57.96㎡・2階54.65㎡で、差は3.31㎡だった
- 112.61㎡は注文住宅の全国平均118.5㎡よりやや小さく、国の誘導居住面積水準では3人なら超え、4人だと届かない
- 19畳のLDK、主寝室6畳、子ども部屋5.25畳という部屋ごとの寸法
- 土間収納に入っているものを全部書く。余裕があるのは2階の納戸だけ
- 1坪増やすと本体で約66万円、総額では約104万円という計算
33坪という数字を見ても、それが広いのか狭いのかは分かりませんでした。検討していたときに知りたかったのは坪数そのものではなく、その坪数に何が入って、住んでみて足りたのかどうかです。
わが家は延床33坪、施工面積34.06坪の2階建てです。夫婦と子ども1人で、もう1人を見越した間取りにしています。夫婦ともリモートワークで、入居は2025年9月。この記事は入居から1年時点の記録です。
33坪の内訳は、1階57.96㎡・2階54.65㎡だった
資金計画書に載っている床面積は、1階が57.96㎡、2階が54.65㎡、合計112.61㎡で34.06坪です。坪に直すと1階が約17.5坪、2階が約16.5坪になります。階段の分だけ2階が狭いのだろうと思っていましたが、実際の差は3.31㎡でした。
この面積に入っているのは、1階がLDK、書斎1部屋、水まわり一式、玄関と土間収納です。2階は主寝室、子ども部屋2部屋、書斎1部屋、納戸、ウォークインのファミリークローゼット、トイレと洗面台になります。
部屋ごとの寸法は、打ち合わせのときに数字で決めました。
| 部屋 | 広さ・寸法 |
|---|---|
| LDK | 19畳 |
| 主寝室 | 6畳(横幅350cm×縦260cm) |
| 子ども部屋 | 各5.25畳(収納1.25畳を含む) |
| 浴室 | 1.25坪。洗い場を広めに設定 |
| 洗面所 | 幅1200mm以上 |
| パントリー | 幅1.9m、奥行き30cm |
主寝室はクイーンベッドを置くか、セミダブルにして60cm空けるかを家具の寸法で確かめて決めています。子ども部屋は幅110cmの机が置けることを確認しました。この面積に入らなかったものもあって、吹き抜けは3畳必要と言われて見送り、畳コーナーは手入れの手間を考えてやめています。決め方の経緯は注文住宅の間取りの決め方。図面を見る前に、困りごとを書き出したに書きました。
112.61㎡は、注文住宅の全国平均118.5㎡よりやや小さい
自分の家だけを見ても、広いのか狭いのかは判断できません。公的な統計と国の目安に当てはめてみます。
住宅金融支援機構のフラット35利用者調査(住宅金融支援機構)(2024年度)では、注文住宅の住宅面積の全国平均が118.5㎡でした。土地を別に持っている人も含む数字で、土地付注文住宅にしぼると111.1㎡になります。わが家の112.61㎡は、注文住宅の平均よりやや小さく、土地付注文住宅の平均とほぼ同じ位置です。
もう1つの目安が、国土交通省の住生活基本計画(国土交通省)に定められた居住面積水準です。豊かな住生活の前提とされる誘導居住面積水準と、健康で文化的な住生活の基礎とされる最低居住面積水準の2つがあり、世帯人数ごとに面積が決まっています。
| 世帯人数 | 最低居住面積水準 | 誘導(都市居住型) | 誘導(一般型) |
|---|---|---|---|
| 単身 | 25㎡ | 40㎡ | 55㎡ |
| 2人 | 30㎡ | 55㎡ | 75㎡ |
| 3人 | 40㎡ | 75㎡ | 100㎡ |
| 4人 | 50㎡ | 95㎡ | 125㎡ |
一戸建てを想定した一般型で見ると、3人世帯の水準は100㎡です。夫婦と子ども1人で暮らしているいまは、112.61㎡なのでこれを超えています。2人目が生まれて4人になると一般型の125㎡には届きませんが、マンションなどを想定した都市居住型の95㎡は4人でも超えています。
つまりこの記事で書く足りたかどうかは、3人で暮らした1年についての話です。4人になったときに同じ結論になるかは、まだ分かりません。
1年住んで足りなかったと思うのは、19畳のLDKだけ
家具を入れてからの広さは、概ね想定どおりでした。図面の数字をメジャーで実寸にして確かめてから決めたので、入れてみて入らなかった場所はありません。
例外がリビングです。19畳のLDKにテレビとソファ、本棚、ダイニングテーブルを置いています。この状態で、もう少し広くてもよかったと思っています。来客のときや食事のときに動けないほどではありませんが、家具が入ると図面で見ていたときとは印象が変わりました。
1階の書斎も、2〜3畳の最低限にしたので広さだけはもう少し欲しかったと思います。ただしこれは33坪という総量の問題ではなく、書斎を2部屋設けることを優先した結果です。ほかの後悔とあわせて注文住宅の間取り、後悔がほぼゼロだった理由【それでも直したい3ヶ所】に書いています。
収納で余裕があるのは2階の納戸だけ。土間収納はギリギリ足りている
玄関の靴箱には、家族の靴がぎっしり入っています。土間収納の方に入っているのは、洗車道具、子どもが遊ぶストライダーと砂場道具、自転車の空気入れ、ベビーカー、工具、ロボット掃除機の交換部品、靴箱、捨てる前の段ボール、虫籠です。入るには入っていますが余裕はなく、広めに取っておいてちょうどという状態です。
ファミリークローゼット、パントリー、階段下収納も、どれもそこそこ埋まっています。空きがあるのは2階の納戸だけです。
子ども部屋には、なるべく物を置かないようにしています。いま置いてあるのは予備のベッドと布団、オイルヒーターです。予備のベッドは、夫婦のどちらかが風邪をひいたときに感染を避けて寝るのに使っています。5.25畳で足りるかどうかは、2人目がいないのでまだ試せていません。
33坪で足りるかどうかは、家族の人数より何を入れるかで決まります。同じ坪数でも、書斎を2つ取れば1部屋は2〜3畳になりますし、吹き抜けを入れれば3畳が消えます。
坪数より先に決めること
わが家は33坪という総量が先に決まって、そこに何を入れるかを後から詰めました。
今からなら、入れたい部屋と置きたい物を先に書き出して、それが入る坪数を出してもらいます。同じ33坪でも、会社によって取れる間取りは違います。
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掃除の手間は、坪数より設備と外構で決まった
床の掃除はロボット掃除機に任せています。寝ている間に動かしておけるので、33坪あっても日々の手間は増えていません。
面倒なのは家の中より外でした。人工芝を敷いた庭の隅から草が生えてくるので、定期的に抜く必要があります。24時間換気と浴槽の排水口の掃除も億劫ですが、これは坪数に関係なく避けられない作業です。
やり直すなら、1坪分の約104万円を払ってでもリビングを広くする
35坪が使えるなら、増えた分はリビングに回します。逆に31坪しか取れないなら、玄関と浴室を少し削ります。どちらも1年住んだうえでの判断です。
増やすといくらかかるかは、わが家の坪単価から見当がつきます。建物本体2,237万円を施工面積34.06坪で割ると1坪あたり65.7万円、総額3,533万円で割ると103.7万円です。単純に割っただけの計算ですが、1坪増やすと本体で約66万円、付帯工事や諸費用まで含めると約104万円が上乗せになります。34.06坪から35坪にするなら約1坪の追加なので、その金額でリビングが広がるなら払ったと思います。内訳は注文住宅の見積書、全項目の金額を公開するに出しています。
予算が許すなら、庭を狭くして家を広くする選択もありました。わが家は庭を4m確保する前提で間取りを決めています。その分をリビングに回す考え方は、いまも残っています。
33坪が足りたかどうかの答えは、家族の人数ではなく、置きたい物と諦めたものの組み合わせで決まっていました。
今から選ぶなら
庭と建物の配分は、間取りを決める前に建てる側と相談すべきでした。
今からなら、土地の広さと予算を先に伝えて、その条件で何坪の家が建つのかを聞くところから始めます。1坪あたりいくら上がるのかも、そこで確認できます。
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