この記事でわかること
- もう一度建てるなら直す軒の長さ・階段のコンセント・玄関の壁と、その理由
- 想定より良かった東側のFIX窓、1階だけ無垢の床、調光タテ型ブラインド
- 毎日使うつもりだった食洗機が、週1〜2回しか動いていないこと
- 困りごとから間取りを決めた一覧と、乾太くんを見送った金額
- メジャーで確かめられることと、住むまで分からなかったこと
間取りの後悔で検索すると、後悔談が山ほど出てきます。わが家は入居からもうすぐ1年、季節をひと回りしても、直したいと思う箇所は3つしかありません。自慢をしたいのではなく、理由がはっきりしているから書きます。
前提は、東海圏の注文住宅、2階建てで延床33坪・土地55坪、夫婦と子ども1人(もう1人を見越した間取り)、夫婦ともリモートワークです。入居は2025年9月で、この記事は入居から約1年時点の記録になります。
もう一度建てるなら直すのは、軒の長さ・階段のコンセント・玄関の壁
わが家の軒は45cm程度です。設計上、軒のサイズはほぼ決まっていて、伸ばすには追加費用がかかると言われました。数万円で済む話ではなかったので、当時はそのまま進めています。住んでみると雨の日に窓や外壁が濡れやすく、見た目のバランスとしてももう少し出ていた方が好みでした。次に建てるなら、追加費用を払ってでも80cm前後まで伸ばします。
2つ目は階段です。1階から2階へ上がる階段の中間に、空気がこもります。壁付けのサーキュレーターを付けたいのですが、そのためのコンセントを用意していませんでした。金額にすれば数千円の話で、図面段階なら一言で済んだはずです。
3つ目は玄関の壁です。当初はエコカラットというタイルを検討していましたが、コスト調整で見送り、約15万円を浮かせて石目調のアクセントクロスにしました。見た目は悪くないのですが、本物のタイルの質感や立体感とは違います。住んでみると、玄関は自分も来客も毎日必ず通る、家で一番目に入る場所でした。コストを削る作業自体は必要ですが、削る順番は目立たない場所からにすべきで、玄関は最後に回すべきだったと思います。
想定より良かったのは、東側のFIX窓・1階だけ無垢の床・調光タテ型ブラインド
リビングの東側上部に、横長の細いFIX窓を付けました。開閉しないはめ殺しの窓で、正直そこまで期待していませんでしたが、朝の採光が想像以上で日中のリビングの明るさを支えています。大きな窓を増やさなくても、高い位置の細い窓で光は入りました。
床材は1階が無垢材、2階が合板フローリングです。両方を無垢にすると40万円ほど上がる見積もりだったので、2階を合板にして20万円ほど抑えました。予算の都合で分けただけでしたが、住んでみると床材で部屋の雰囲気は想像以上に変わります。家族も来客も過ごすのは圧倒的に1階なので、長く過ごす階に高い方を使うこの配分は正解でした。
リビングの窓が大きいため、カーテンではなくタチカワブラインドの調光タテ型ブラインド、エアレを入れました。バトンと呼ばれる棒をくるっと回すだけで生地の角度が変わり、採光とプライバシーを調整できます。普通のカーテンなら毎朝毎晩、左右の端まで歩いて開け閉めすることになっていました。生地が1枚ずつ独立しているので、閉じたまま生地の間から出入りできるのも地味に便利です。

毎日使うつもりだった食洗機は、週1〜2回しか動いていない
フロントオープン型の大容量食洗機を入れました。実際の稼働は週に1〜2回です。理由を自分で観察すると2つあって、食器が少ない日は軽く洗って並べる方が食洗機にセットするより手間が少ないこと、そして使った食器はすぐ拭いて片付けておきたいという衝動に負けることでした。
フロントオープン型は1日分をまとめて洗う使い方に向いた機械なので、こまめに片付けたい人とは相性の問題が出ます。壊れた判断だとは思っていませんが、設備は理想の暮らしではなく、いまの習慣に合わせて選ぶ方が外れにくいです。家が新しくなっても、自分の習慣は変わりませんでした。
夏の2階は、使う部屋から付けて残りは配管だけ先行した
2階は夏、どうしても暑くなります。わが家はリビング・寝室・子ども部屋1室のエアコンを新築時に設置し、2階の書斎は入居半年後に後付けしました。新築時に配管用の穴だけ先行して開けておいたので、後付けでも壁に新しく穴を開ける工事は不要でした。残りの子ども部屋1室も、配管だけ先行してあります。全部屋に最初から付けると出費が集中するので、この進め方は費用を分散できて実際やりやすかったです。
冬は外壁をタイルにしましたが、寒さは想定より凌げています。梅雨は、窓のサッシがどう対策してもカビやすいです。ここは間取りより日々の管理の問題として付き合っています。
後悔の量は会社選びでも変わる
わが家の3つの後悔のうち、軒の45cmは「設計上ほぼ決まっていて、伸ばすには追加費用がかかる」と言われた結果でした。どこまでが標準で、どこから追加になるかは会社ごとに違います。
間取りの自由度も、標準仕様の範囲も、会社を決めた時点でほぼ決まります。予算と要望を先に伝えて、その条件で建てられる会社を絞ってから打ち合わせに入る方が、後から諦める場面を減らせます。
- 相談も住宅会社の紹介も無料。紹介料が建築費に上乗せされない
- アドバイザーが予算と要望を聞いて、合う住宅会社を紹介する
- 紹介は希望した場合のみ。断りの連絡は代行してもらえる
相談だけで終えても問題ありません。店舗があるのは栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重・大阪の10府県です。 くふうイエタテカウンター公式サイト →
後悔が少なかったのは、事例ではなく困りごとから間取りを決めたから
わが家の間取りの特徴は、どれも、こういう暮らしの困りごとがあるからこの間取り、という順番で決まっています。住宅会社の提案やショールームで見て良いと思ったものから選んだ箇所はありません。
| 困りごと・前提 | 採用した間取り |
|---|---|
| 妻の靴が多い。ベビーカーと外遊びのおもちゃの置き場が要る | 玄関の土間収納を広めに確保 |
| 夫婦ともリモートワークで、日中は別々の階で仕事をする | 書斎を1階と2階に1つずつ。2階にもトイレと洗面台 |
| ドラム式から出した洗濯物を、畳んでそのまま収納したい | ランドリールームに造作カウンター。下に収納ケース(天馬のFits)を差し込める設計 |
| 室内干しの場所と、湿気・暑さ対策 | アイアンバーの物干しと、サーキュレーター一体型の照明(サーキュライト) |
| 衣類を家族分まとめて管理したい | ウォークインのファミリークローゼット |
| 子どもがもう1人増えても対応できるように | 2階に子ども部屋を2部屋。1部屋は配管先行のみで初期費用を抑えた |


採用しなかったものにも、同じ考え方で理由と数字があります。ガス衣類乾燥機の乾太くんは、見積もりまで取って見送りました。本体の9kgデラックスに専用台と排湿管と設置工事を入れて税別19万円です。ただしわが家はオール電化の計画だったので、乾太くんを使うには給湯器をエコキュートからガス併用のハイブリッド給湯器に入れ替える必要があり、乾太くん込みの変更差額は税込で約28.5万円になりました。
初期費用そのものは払えない額ではありません。決め手は毎月の方で、乾太くんのためにガスを契約すると基本料金がこの先ずっとかかり続けます。太陽光でつくった電気を使う前提の設計とも噛み合いませんでした。何を基準に決めるかを先に夫婦で揃えていたから、欲しかった設備でも金額と維持費を見て見送れています。
困りごとをどう洗い出して、どの順番で図面に反映していったかは注文住宅の間取りの決め方。図面を見る前に、困りごとを書き出したに書いています。
メジャーで確かめられるのは寸法だけで、天気と空気と質感は住むまで分からない
検討の仕方で具体的に効いたのは、図面やパースを眺めるだけでなく、気になる横幅の数値をメジャーで実際の長さにして確かめたことでした。廊下のこの幅はすれ違えるのか、カウンターのこの奥行きで畳めるのか。図面で見る900mmと、メジャーを伸ばして見る900mmでは広さの感じ方が全く違います。
一方で、残った3つはこの方法では防げませんでした。軒の短さは雨の日にならないと分からず、階段の空気のこもりも住んでから気づいています。玄関の壁はサンプルを見て分かったつもりになっていました。
これから図面を見る人は、寸法の確認に加えて、雨の日や夏の午後にその家でどう過ごすかまで想像してみてください。1年住んで分かったのは、間取りの後悔が減るかどうかは図面の読み方より前、どんな困りごとを持ち込むかの段階で決まっているということでした。
今から選ぶなら
どこまでが標準で、どこから追加費用になるのか。わが家はそれを会社を決める前に確かめていませんでした。
今からなら、要望と予算を先に伝えて、その範囲で何が標準に入るのかを聞いてから会社を絞ります。削る場所を選ぶ場面そのものを減らせます。
- 相談も住宅会社の紹介も無料。紹介料が建築費に上乗せされない
- アドバイザーが予算と要望を聞いて、合う住宅会社を紹介する
- 紹介は希望した場合のみ。断りの連絡は代行してもらえる
相談だけで終えても問題ありません。店舗があるのは栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重・大阪の10府県です。 くふうイエタテカウンター公式サイト →
間取りを困りごとから決めることも、設備を金額と維持費で見送ることも、考え方自体は間取りの検討より前、夫婦の話し合いの中で決めていました。その話し合いをどう進めたかは家を建てると決める前に、夫婦で話し合った5つのことに書いています。
広さそのものが足りたのかどうかは33坪の注文住宅、広さは足りたか。1年住んでわかったことに書いています。


