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土地は2,500万円から2,320万円になった。メールだけで進めた価格交渉の記録

土地会議

この記事でわかること

  • 2,500万円の土地が2,320万円になった。値引き額180万円、坪単価では45.5万円から42.2万円
  • 値引きで仲介手数料も約5.9万円下がる計算
  • 実際に使った聞き方と、売主の返事が来るまでの日数
  • 交渉をすべてメールでやった理由
  • 交渉できると判断した根拠と、値引きより先に確認したこと

土地の値引き交渉について調べると、相場や言い回しの例は出てきます。ただ、実際にいくらの土地がいくらになって、どう切り出して、相手が何と答えたのかを書いているものは見つかりませんでした。

わが家は55坪の土地を、当初提示の約2,500万円から約2,320万円で買っています。この記事では、その交渉を最初から最後まで書きます。前提は東海圏、2025年に土地を契約して同年9月に入居した注文住宅です。

2,500万円が2,320万円になった。仲介手数料も約5.9万円下がった

差額は180万円で、当初提示額に対して7.2%です。55坪なので、坪単価にすると45.5万円が42.2万円になりました。坪あたり約3.3万円下がった計算です。

土地代のほかに、仲介手数料も連動して下がります。宅地建物取引業者が売買の媒介で受け取れる報酬の上限は国土交通省の告示で決まっていて、代金のうち200万円以下の部分が5.5%、200万円超400万円以下の部分が4.4%、400万円を超える部分が3.3%です。いずれも消費税込みの率になります。

当初提示決着
土地代2,500万円2,320万円
坪単価(55坪)45.5万円42.2万円
仲介手数料の上限(税込)89.1万円83.16万円

手数料の差は5.94万円です。土地代の180万円と合わせると、支払いの総額では約186万円の違いになりました。値引きの効果を計算するときは、手数料の分も足して考えられます。

最初に問い合わせた土地は35坪で、車2台が厳しく見送った

土地はスーモで探していました。気になる物件を見つけて、仲介会社にメールで問い合わせたのが最初の接点です。

ただ、その土地は35坪でした。駐車場を2台分取ると厳しく、家の前の道も狭かったので見送っています。判断の基準は土地探しを始めた段階で決めていて、その内容は土地探しは「探す期間」より「決める速さ」だった。判断基準の作り方と現地で見る項目に書きました。

その後、同じ仲介会社が扱っていた別の土地が出てきます。それが今回家を建てた土地でした。最初の問い合わせで担当者とやりとりができていたので、二件目はそのまま同じ人に相談しています。

「この価格まで下げてもらうのは失礼でしょうか」と聞いて、温度感を確かめた

いきなり金額を突きつけたわけではありません。担当者に対して、この価格まで下げてもらうのは失礼だろうか、という聞き方をしました。

返ってきたのは、問題ないという回答でした。そこで担当者から土地の所有者に金額を伝えてもらっています。こちらから出した額は2,300万円です。

先方の返事は翌日に来ました。2,320万円で勘弁してほしい、という内容だったので、その額で着地しています。20万円の差で粘ることはしませんでした。

値引きを切り出すかどうかで迷っていたときに知りたかったのは、いくら下がるかよりも、切り出して関係が悪くならないかでした。先に担当者へ温度感を聞く形にしたのは、そのためです。

交渉はすべてメールでやった。電話にしなかったのは、言った言わないを避けるため

担当者とのやりとりは、問い合わせから金額の話まで全部メールです。夫が書いていました。

電話にしなかったのは、口頭だと言った言わないになるのが怖かったからです。金額の話は特に、後から食い違うと厄介になります。メールなら履歴が残り、こちらも文面を考える時間が取れます。

結果として、担当者から所有者へ金額が伝わって返事が来るまでの経緯も、日付つきで残りました。

値引き交渉の前に

わが家は地盤と上下水道を先に確認してから、価格の話をしました。

その土地に建てるといくらかかるのかは、不動産会社より住宅会社の方が具体的に答えられます。土地を探す段階で相談先があると、値引き額と後から乗る費用を並べて判断できます。

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交渉できると判断した根拠は、近隣の分譲地の価格と条件だった

その土地の近くに、分譲地が売りに出ていました。価格は2,000万円から2,300万円くらいです。

ただ、条件はこちらの土地より劣っていました。広さが小さい、家の前の道路が狭い、他の家と共同で持つ道路がある、水害対策で地下に貯水槽を設ける必要がある、といった違いです。同じエリアでこの価格帯なら、2,500万円は動かせる余地があるのではないかと考えました。

もう1つ、担当者の人柄も判断材料でした。返信が早く、こちらが聞いていない情報も出してくれる人だったので、相談に乗ってもらえそうだと思えたからです。交渉の可否は土地の条件だけでなく、間に立つ人にも左右されました。

値引きより先に確認したのは地盤と上下水道。180万円下げても93.5万円が別に乗った

価格の話をする前に、土地の地盤と上下水道の状況は確認していました。値引き額が大きくても、そこで数十万円から百万円単位の費用が乗るなら意味が変わるからです。

実際、わが家の資金計画書には上下水道の公道工事として93.5万円が計上されています。前面道路から敷地内に水道と下水を引き込む工事の費用で、すでに引き込まれている土地なら不要になるものです。地盤改良は不要でしたが、必要になれば相場は1坪あたり2〜5万円とされています。内訳は注文住宅の見積書、全項目の金額を公開するに出しています。

180万円下げても、引き込み工事の93.5万円が乗れば、手元に残る差は半分ほどです。値引き交渉に力を入れるより先に、その土地にいくら余分にかかるのかを調べた方が、金額の見通しは立ちます。

交渉を終えて残ったのは、値引きが通るかどうかは金額の出し方より、間に立つ担当者に先に聞けるかどうかで決まっていた、ということでした。

今から選ぶなら

わが家が比べたのは、同じ仲介会社が扱う土地と、近隣の分譲地の売り出し価格だけです。

今からなら、土地を見に行く段階で建てる側にも相談します。その土地に建てるといくらかかるかが分かれば、値引きの判断材料も増えます。

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