この記事でわかること
- 南の庭は奥行き4m、2階建ての隣家の外壁までは約5m。その条件でリビングが昼に照明なしで過ごせているようす
- 南の窓を高さ2.4mにした打ち合わせの経緯と、大きい窓で説明された断熱の話
- 冬至の正午に隣家の影がどこまで来るか。隣家までの距離と窓の高さ別の計算
- 高さ2.4mの窓に入れた調光タテ型ブラインド
- 軒を提案より伸ばして45cmにした経緯と、雨の日に困ったこと
北側道路の土地は、南側に隣の家が建つので、南向きのリビングが暗くなりやすいと言われます。わが家の土地もその条件で、道路は北側、リビングは南側、そのさらに南には2階建ての隣家が建っています。
入居から1年たって、リビングは夏なら朝から夕方まで、冬でも昼間は照明をつけずに過ごせています。南側の窓は高さ2.4mです。隣家との距離と窓の高さで冬の日差しがどう変わるかの計算と、窓に合わせて決めたブラインドと軒の長さについて書きます。
南の庭は奥行き4m。隣家の外壁までは約5mしかない
2024年12月の打ち合わせで、駐車場2台分を北側の道路沿いに取り、南側に庭を4m確保することを決めました。南の隣家は2階建てで、隣家側の敷地には50cmほどしか空きがありません。わが家の窓から隣家の外壁までは、合わせて約5mです。
北側道路の土地では、南の建物の影が1階に落ちやすく、その影響をいちばん受けるのが1階のリビングです。当時の要望メモには、主寝室は北側でもいいので子ども部屋の採光を優先したい、と書いてあります。リビングは1階に置く前提で、吹き抜けも検討しましたが、3畳は必要と言われて見送りました。そのため、明るさは窓で取ることになりました。土地を決めたときの判断基準は土地探しは「探す期間」より「決める速さ」だったに書いています。
窓の高さ2.4mは、2024年11月の打ち合わせで決めた
議事録の2024年11月の欄に、リビングの大窓はアルミ樹脂のTWという窓が良さそう、高さ240cm、というメモが残っています。同じ日に、どの窓にもアルゴンガスと遮熱フィルムが入っていること、リビングの床と庭の段差が60cmくらいになることも聞いていました。一般的な掃き出し窓の高さは2m前後なので、それより40cmほど高い窓です。
大きい窓には断熱の面で注意があると、翌月の打ち合わせで説明を受けました。断熱等級6以上は標準の仕様で取れるものの、窓の数や大きさによっては取れない場合があり、そのときは窓を減らすか小さくして調整するという話です。リビングの大窓は高さ2.4mのまま建て、補助金の要件も満たせました。どの設備を入れたかは新築の補助金160万円を受け取るために、実際に入れた設備を全部書くにまとめています。
夏の直射日光は窓際50cmまで。冬は窓の上の方にだけ入る
夏は暑いですが、直射日光が部屋の中まで強く差し込むことはなく、窓にひさしを付けずに過ごせています。東海圏(北緯35度前後)では、夏至に太陽が真南に来たときの高さは約78度あり、高さ2.4mの窓でも真昼の直射日光が床に届くのは窓際から50cmほどです。夏の太陽は北寄りの東から昇って北寄りの西に沈むので、朝夕の低い日差しも南の窓にはほとんど入りません。
冬は朝と夕方には照明をつけます。昼間の直射日光が窓の上の方にだけ入るのは、隣家の影の高さで説明できます。
冬至の正午の太陽の高さは約32度で、影は建物の高さの約1.6倍の長さに伸びます。隣家の高さを仮に6m(2階建ての軒の高さの目安)とすると、5m離れたわが家の外壁には、地面から約2.9mの高さまで影がかかる計算です。わが家のリビングは床が庭より60cm高いので、高さ2.4mの窓の上端は地面から約3.0mになり、影の線よりわずかに上に出ます。
| 隣家(高さ6m)までの距離 | 冬至の正午に影がかかる高さ(地面から) | 窓の上端2.4m(地面から3.0m) | 窓の上端2.0m(地面から2.6m) |
|---|---|---|---|
| 3m | 約4.2m | 日が当たらない | 日が当たらない |
| 5m(わが家) | 約2.9m | 上端の10cm弱に日が当たる | 日が当たらない |
| 7m | 約1.7m | 上から約1.3mに日が当たる | 上から約0.9mに日が当たる |
| 9m | 約0.5m | 窓全体に日が当たる | 窓全体に日が当たる |
表の窓の高さは、わが家と同じく床が庭より60cm高い場合で計算しています。数字は冬至の正午だけのもので、隣家の屋根の形や、時間帯による太陽の向きで実際の影は変わります。それでも隣家まで5mの条件で窓を2.0mにしていたら、冬至の正午には直射日光が入らなかった計算です。
北側道路の土地を検討していて、南の家との距離が気になっている人もいると思います。
窓を決める前に
わが家は隣家まで約5mの土地で、窓の高さを2.4mにして昼の明るさを確保しました。
選べる窓の高さや種類、断熱等級を保てる窓の大きさは、会社によって違います。土地の配置図と隣家の位置を見せれば、その土地で窓をどこまで高く取れるかを会社ごとに確かめられます。
- 相談も住宅会社の紹介も無料。紹介料が建築費に上乗せされない
- アドバイザーが予算と要望を聞いて、合う住宅会社を紹介する
- 紹介は希望した場合のみ。断りの連絡は代行してもらえる
相談だけで終えても問題ありません。店舗があるのは栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重・大阪の10府県です。 くふうイエタテカウンター公式サイト →
高さ2.4mの窓には、カーテンではなく調光タテ型ブラインドを入れた
窓が大きいので、リビングにはタチカワブラインドの調光タテ型ブラインド、エアレを付けました。バトンと呼ばれる棒を回すと生地の角度が変わり、光の入り方と外からの見え方を調整できます。普通のカーテンだと、毎朝毎晩、幅のある窓の端まで歩いて開け閉めすることになっていました。生地が1枚ずつ分かれているので、閉じたまま生地の間を通って庭に出られます。

資金計画書ではカーテンの予算が20万円で組まれていましたが、このブラインドを入れたので20万円には収まりませんでした。工務店で建てたので提携メーカーの縛りがなく、窓まわりは自分たちで選んだものを付けています。見積もりの枠と実際の金額の差は注文住宅の見積書、全項目の金額を公開するに載せています。
軒は提案より伸ばして45cmにした。雨の日はもう少し欲しかった
最初の提案では、軒はもっと短い寸法でした。追加料金がかからない範囲で伸ばしてもらい、45cm程度になっています。それ以上伸ばすには追加費用がかかり、数万円では済まない金額だったので、そこで止めました。
夏の日差しで軒の短さを感じたことはありません。気になったのは雨の日で、窓や外壁が濡れやすく、見た目としてもあと少し出ていた方が好みでした。ほかに直したい場所と合わせて注文住宅の間取り、後悔がほぼゼロだった理由【それでも直したい3ヶ所】に書いています。
今からやり直すなら、窓の高さはそのままにして、軒を追加費用を払って伸ばす
高さ2.4mの窓は、1年住んで変えたいと思ったことがありません。変えるのは軒で、追加費用を払ってでも80cm前後まで伸ばします。窓の高さも軒の長さも、建てたあとからは変えられない部分でした。
今から選ぶなら
軒の長さを、標準の範囲に収まるかどうかで決めてしまいました。
軒を標準で何cmまで出せるか、南の窓をどの高さまで選べるかは、会社ごとに違います。相談の段階で聞いておけば、建てる前に比べられます。
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